「崖の上のポニョ」、評価分かれる・テレビ・映画・俳優・女優・アイドル・グラビア・ミュージシャンなど、様々なジャンルの芸能情報に独自の視点でズバズバ切り込んでいきます。

「崖の上のポニョ」、評価分かれる


宮崎駿監督作品「崖の上のポニョ」が公開されましたが、その評価は賛否両論のようです。宮崎アニメに「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」のような世界観的イメージを持つファンには今ひとつ。一方で「となりのトトロ」のような素朴なイメージを持つファンには評価が高いようです。まあ、その辺は観る側の価値観によって評価が分かれるのは当然であって、仕方ないことではありますが、ただ、そんなことよりも何倍もショッキングな光景が、試写で作品を見た子供たちの反応が全く無かったんだそうです。これにはさすがの宮崎監督も落ち込んだようです。

 CGアニメ全盛の今、あえてすべて手描きで挑んだ優しいタッチが目を引く。

 1972年に公開された中編アニメ「パンダコパンダ」や「となりのトトロ」(88年)など、昔からの宮崎アニメファンには懐かしいほのぼの感があふれる。その分、最近のファンは少々、戸惑うだろうか。

 「風の谷のナウシカ」(84年)で「アニメ映画は子供向け」というそれまでの常識を覆し、「もののけ姫」(97年)で確立した世界観。だが宮崎監督の盟友・鈴木敏夫プロデューサーは今月、都内での完成報告会で「大人に寄りすぎた大きな反省があった。宮さんには僕から『次は子供向けをやろう』と言った」と新たな決意を語っている。

 「子供たちにきちんとした映画を見せる順番。僕は傑作だと思う」とも。病んだ世相へ童心に帰る大切さを伝えたかったようだ。

 試写を見た映画評論家やベテランライターの評価は割れた。辛口意見から拾ってみる。

 「自然破壊や道徳、反戦を真正面から扱った直近の3作と比べると、愛と約束を守るというテーマは重要だが地味すぎる」「海が舞台の割にはスケール感がなく、高揚感も今ひとつ」「刺激に慣れた子供たちは同じ日に公開の『ポケモン』に足が向くのでは」

 実は当の宮崎監督も、「試写で作品を見た子供たちの反応が全く無く、『子供たちのために作ろうとしたのに空振りだったのか』と落ち込んだ」ともらしている。

正直、子供たちにとってはつまらない映画なのかも。でも、子どもたちのために作るってすごく難しいことなんじゃないかな。子供の感覚って子供にしか分からないことだと思うんだよね。でも、映画を作ってるのは大人たちなわけで、子どもたちを楽しませようと思って作った作品が今ひとつで、大人向けに作った作品が逆に子供にも”うける”なんてこと、十分にあり得るわけで、すごく難しいことだと思うよ。

 ジブリ映画に詳しい映画ライターの安保有希子さんは支持派だ。

 「内容について議論したいならば別の作品を見に行ったほうがいい。“ポニョ”は、頭で考えるよりも全身で楽しむ感覚に近い映画。ポニョのちょっとした動きが面白く、宮崎監督の人間を観察する力量を見せつけられた」

 さて、どこまで興行成績を伸ばすことができるか。

(引用:Yahoo!ニュース

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080722-00000003-ykf-ent